なせドルの値段が動くのか?

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貿易黒字で動く為替レートの仕組み

100万円の自動車を米国に売るときに、「1ドル=120円」では12,000ドルも貰えますが、「1ドル=90円」なら9,000ドルしか貰えません。円高になると輸出品の価格が上がり、輸入品の価格が下がります。円安ではその逆の現象が起こります。

このように為替レートが動くのは「通貨=商品」のように見られているからです。普通、安く買った物を高く売るのが商売ですが、通貨も同様に「安値で買って、高値で売ろう」とする人たちが集まって、為替市場が成り立っています。

商品と同じ性質を持つ通貨は人気があると需要が高くなり、価格も上がります。人気に陰りを見せると需要は落ち込み、価格は下がります。

例えば、東芝が米国に原子力発電所を建設して、ドルで代金を貰ったとします。このドルのままでは日本国内では使えないので、ドルを売って円を買うことになります。

そうなると円の需要が上がり、ドルの需要が下がります。東芝だけではなく、トヨタ、パナソニック、コマツなど日本全体で行えば、それは円高ドル安へと動きます。

つまり、貿易黒字が増えると自国の通貨が高くなり、貿易黒字が減ると自国の通貨が安くなるということになります。

世界各国の金利でも大きく変動する

日本の金利が低く、米国の金利が高いと、当然ドルに預金します。2009年8月現在でドルは0.25%と日本の倍以上の金利が付きます。ちなみに同時期の各国の金利はユーロは1.00%、オーストラリアは3.25%、南アフリカは7.00%でした。

「1ドル=100円」で円からドルに換えたい人が増えると、ドルが買われます。ドルが買われると需要が上がり、ドルが101円、102円、103円と値段が上がります。

逆に日本の金利が上がり、米国の金利が下がると、ドル預金の人気が低下します。ドル預金をしていた人もドルをやめて、円に戻す可能性があります。あとは先ほどの逆で1ドル103円、102円、101円と値下がっていくわけです。

金利が高いと通貨価値が上がり、金利が安いと通貨価値が下がる傾向があります。

また、景気が良くなると、物を買う人が増えて、物価が上昇します。過度のインフレ下では、物価の上昇に給料の上昇が追いつかずに、生活が逼迫していきます。

そのため、政府はインフレを抑えようと金利を上げて、物を買わないでお金を金融機関に預けるように促します。景気が良くなるとインフレになり、インフレを抑えるために金利を高くして、金利が高いと通貨の価値が上がっていきます。

逆に景気が悪くなるとデフレになり、デフレを抑えるために金利を安くして、金利が安いと通貨が価値が下がっていきます。

公平に伝わる通貨に影響する情報

2009年11月時点では1万円あれば、110ドル、120カナダドル、3,240ルーブル、130,089ウォン、70ポンド、760元、5,220ルピー、120豪ドル、850ランド、190レアルなどに交換できます。

この為替レートは貿易や金利が動かしていることを紹介しましたが、実は貿易で取引される金額は取扱高の20~30%で、残りは投機筋によるものです。

金利、景気動向、経済成長率、雇用、物価、国際収支などの経済指標に加え、FRB議長や日銀総裁などの要人発言をチェックして、その国の将来がどのように変化するかを予想し、投機筋が利益を目的として、各通貨をトレードしているわけです。

投機筋には日本の銀行も含まれます。お客様から預かった資産を殖やすために運用しているわけです。大手銀行のディーリングルームでは1人あたる6台くらいのパソコンを使い、ボタン1つで数十億円の売買が成立します。

FXとは取引所が存在せず、買い手と売り手で1対1で取引するのが基本です。FXは世界のどこかで常に取引が行われているため、日本でも24時間体制で活動をしています。

このようなプロがひしめくFXですが、得られる情報のスピードは株と比べると、格段に公平性が保たれています。金額はわずかでも同じ情報力で判断できるので、株で損をしてきた個人投資家にこそ、FXをおすすめしたいと考えています。



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