南ア通貨急落の原因はコメルツ

役に立つFXの知恵袋

FXとはくりっく365で成長するはず

2009年10月31日4時59分31秒に発生した南アフリカランドの急落は、くりっく365の健全性と透明性を揺るがす事態となりました。

FXとは「カバー先」と呼ばれる金融機関の価格が業者に伝わり、業者が一定のスプレッドを上乗せして、個人投資家に価格を示す取引です。そのスプレッド幅は業者で大きく異なり、不正がある可能性も否めないとされてきました。

そこで世界初のFXの取引所、東京金融取引所の外国為替証拠金取引のくりっく365が誕生します。価格決定のルールや業者の収入源が明確に定められました。

くりっく365ではくりっく365にあるデメリットでも説明しているように、「マーケットメーカー」が投資家にとって最も有利な価格を示すようにします。

買値が「1ドル=90円11銭、90円12銭、90円13銭、90円14銭、90円15銭」、売値が「1ドル=90円20銭、90円19銭、90円18銭、90円17銭、90円16銭」だとしたら、マーケットメーカー」が「買値は90円15銭、売値は90円16銭」と決める仕組みです。

南アフリカランドが異常レートを示す

今回の買値が「1ランド=11円50銭台」だったのが、急に「1ランド=8円40銭台」になりました。この南ア通貨が下がった原因は、原則5社存在するマーケットメーカーのうちの1社、ドイツのコメルツ銀行によるプログラムのバグによるものです。

他の4社は買値を「1ランド=11円50銭台」で提示していたのに、コメルツ銀行は「1ランド=8円40銭台」で提示しました。本来、この時点ではコメルツ銀行の提示価格が成立するはずがありません。

もちろん、優先的に売値と近い価格から売買が成立していくのですが、順番がコメルツ銀行に回ってきて、特に警告などもなく約定してしまいました。

コメルツ銀行は提示価格のミスを認めていますが、問題は実勢レートと乖離した価格が示されたときに、その価格を排除するシステムがないことです。

ただ、為替は乱高下する可能性もあり、閾値を決めるのは難しいでしょう。FX取引ができなくなるくらい実勢レートとかけ離れるケースはまれとしていますが、「くりっく365だから安心だよね」と状態ではないのは確かです。



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