ボリンジャーバンドの見方

FXで稼ぐテクニック

過熱感がすぐにわかる標準チャート

ボリンジャーバンドは移動平均線を主軸にして、相場のブレを描くチャートです。平均的に「上がり過ぎ」か「下がり過ぎ」がひと目でわかります。

下の図をよく見てみると、上の赤いラインを超えたら下がり、下の水色のラインを超えたら上がっているのがわかると思います。

過熱感がすぐにわかる標準チャート

中央のグレーの線はいつもの25日移動平均線です。この移動平均線に対して、標準偏差を使います。標準偏差は「σ(シグマ)」と書き、データが平均値からどのくらいバラつきがあるのかを表しています。

計算式は「σ=√(測定値-平均値)²の和/データ数」です。例えば、「3、4、6、8、9」の5つの数字があったら、平均値は「6」であり、各数字の平均値との差は「3、2、0、2、3」となります。それらの2乗の和は「9、4、0、4、9」で「26」です。

データ数が「5」ですので「26÷5=5.2」となり、そのルートは「√5.2=2.28」で、ようやく標準偏差「1σ=2.28」が求められます。

もし、現在値が「4」であったら、平均値「6」よりも「2」少ないだけですので、「-1σ=-2.28」より小さいとわかります。

実は「±1σ」の間に値が存在する確率は68.3%、「±2σ」の間に値が存在する確率は95.5%となっています。そのため、σを示す4つのラインをローソク足が突き出ると、平均に戻る確率が高いために売買シグナルが発生したことになります。

つまり、「ローソク足が+2σの赤いラインを超えた!平均よりかなり買われ過ぎで異常事態だから、すぐに収束するはずで売りシグナル!」と判断できます。

MACDとの併用で最強ツールになる

過去のデータを元に標準偏差で売買シグナルを見つけるボリンジャーバンドですが、FXでは勝ち続けることは不可能です。

もし、平均値に戻ることを前提にすると、為替はいつまで経っても横一線になりますが、実際は経済指標の発表などで、大きく方向性が変わります。

本当に急激な変化が起こったときに、「どうせ標準偏差の通りに平均値に戻る」と判断できるはずがないのです。

むしろ、為替はトレンドを形成しながら、同じ方向に動く確率が高いです。そのため、短い期間のデータだけで予測しているボリンジャーバンドは、過熱感を拾うような逆張り向きの指標と言えます。

その一方で+2σまで達したローソク足が移動平均線まで戻ると、トレンドに沿って再び+2σに動く可能性も察知でき、順張りのチャートとしても見ることができます。

それでもボリンジャーバンドを単独で使うとダマシに対応し切れません。ドンドン上昇するときはずっと+2σを保ったまま動いたりします。もし、+2σで売りをしたら大損をするかもしれません。

MACDとの併用で最強ツールになるそのため、MACD(マックディー)でボリンジャーバンドを補助していきます。

MACDはトレンドを追うのが得意な順張り系の指標で、短期と長期の移動平均線の乖離を表しています。

MACDが0ラインより下に位置して、シグナル線を下から上に抜けたら買いサイン、0ラインより上に位置して、シグナル線を上から下に抜けたら売りサインとなります。

このMACDによるクロスの角度と深さを併用すると、現在値がトレンドのどの位置に存在するのかを把握でき、ボリンジャーバンドを信用して大丈夫かがわかります。