マージンコールとは警告

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マージンコールは本来「margin(余地)+call(呼ぶ)」という意味で、金融業界では「余力警告」という訳が適しています。

FXではレバレッジを使えば、小額でも大きな外貨を売買できますが、損失も比例して大きくなる可能性があります。そのため、各FX会社では損失を限定する「マージンコール」を採用しています。

マージンコールとは一定の損失額に達したときに「現在のポジションでは資金が不足する可能性があるので、追加で入金をしましょう」と連絡がくるシステムです。

あくまでマージンコールは警告であって、強制的に何かが行われるものではありません。実際には証拠金維持率が50~120%を切った際に、原則的に自動配信のメールで連絡がきます。

マージンコールを受けた場合に自主的に行える解決策は、口座に追加で入金することで証拠金を増やすことが一般的です。もしくはポジションの一部を決済することで取引金額を減らし、維持率が回復する方法になります。

少し怖いイメージもあるマージンコールですが、あくまでもお客様の資産を守るための警告です。だいたいメールを貰ってから24時間ほどの猶予がありますが、この状態を私たちが認知することで、取り返しが付かない状態を回避しています。

FXとはレバレッジが魅力であっても、高すぎるレバレッジはハイリターンハイリスクです。マージンコールはそのハイリスクを軽減するためのツールの1つになります。

高レバレッジでは入金額も増やしたい

マージンコールはレバレッジの影響が大きいです。例えば、マージンコールが証拠金維持率100%で発生するFX会社に、証拠金を12万円入金します。

証拠金12万円で300万円分の米ドルを購入

仮に「1ドル=100円」のときに「3万ドル=300万円」を「12万円×レバレッジ25倍」で購入してみました。この時点で証拠金維持率は100%になってしまうため、1円でも損をしたときにマージンコールが来ます。

要するにレバレッジ25倍は上限であって、高くてもレバレッジは10倍、初心者であれば5倍が限度です。このレバレッジを抑えるために、今回のケースでは証拠金を24万円に増やすことにします。

証拠金24万円で300万円分の米ドルを購入

証拠金24万円のとき「300万円÷24万円=12.5倍」でレバレッジは12.5倍に下がりました。証拠金維持率も「24万円÷12万円=200%」です。

取引額で考えると「300万円-12万円=288万円」にまで下がるまで、マージンコールは来ません。この12万円は300万円の4%にあたります。

為替レートで考えると「1ドル=100円」が4%減の96円になった瞬間に、FX会社より「これ以上の口座維持が厳しい」と判断され、マージンコールが発動するわけです。

証拠金60万円で300万円分の米ドルを購入

それではまだ不安ですので、さらにレバレッジを抑えるために証拠金を60万円に増やしてみます。その結果「300万円÷60万円=5倍」でレバレッジは5倍に下がりました。証拠金維持率も「60万円÷12万円=500%」です。

これなら「300万円-60万円=240万円」にまで下がるまで、マージンコールは来ません。この60万円は300万円の20%にあたり、為替レートとしては「1ドル=80円」になるまでマージンコールは来ません。

1~5倍のレバレッジになるように意識する

レバレッジを大きくするほど、マージンコールが発動しやすくなりました。逆に入金額を増やして、レバレッジを小さくすることで、証拠金維持率が上昇して、マージンコールが来なくなります。

もし「1ドル=100円」のときに手元に50万円あったとします。FX会社の口座に50万円を入れると、レバレッジ別で以下のような取引ができます。

項目レバレッジ5倍レバレッジ25倍
取引額250万円1,250万円
証拠金維持率500%100%
-10万円時の有効保有額240万円1,240万円
-10万円時の為替レート1ドル=98円1ドル=99円60銭

こう考えるとレバレッジ25倍という数字は投資として成り立たないです。例えば「-10万円時の為替レート」の項目にあるように、レバレッジ25倍では為替レートが「1ドル=99円60銭」とたった40銭ほど予想が外れただけで、大きな痛手を被ります。

やはり、レバレッジは初心者は5倍以下、経験者も10倍未満に留めておきたいです。もう少し違う例をあげると「1ドル=100円」のときに1万ドルの買い取引をするためには、100万円が必要になります。

100万円も資金がないので、手持ちの5万円で1万ドルを買いたいとすると、20倍のレバレッジを使わなければなりません。「5万円×25倍=100万円=1万ドル」が取引できるようになります。

これが「1ドル=101円」になれば、単純に100万円が101万円になるので、5万円の投資で1万円の利益を得ることができます。

為替の世界では1円くらいはすぐ上下するので、投資額に対して「20%の利益を瞬時で得た」と思うと、とんでもなくハイリターンだということがわかります。

しかし、逆に「1ドル=99円」となれば、100万円が99万円となるので、手持ちの5万円は1万円となってしまうので、かなりのハイリスクを背負っていることになります。

これが続いてしまい、資金が50%まで目減りすれば、すぐにマージンコールが飛んできます。さらにマージンコールが何度も来て、限界値を超えてしまうと「強制決済」を意味するロスカットが発動します。



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