証拠金維持率とは資産バランス

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保有する資産を常に計算するFX会社

証拠金維持率は外貨の保持に最低限必要な証拠金に対して、FX会社の口座にある自己資金が何倍あるかをパーセンテージで表しています。

FXとは証拠金を担保にして、レバレッジで何倍もの外貨を売買できます。予想通りなら収益も何倍に膨れますが、損失となると証拠金から金額が引かれていきます。

その後、あまりにも損をしすぎると、FX会社に預けている残高以上にお金を持っていかれる可能性があります。そのような最悪な事態を避けるために、FX会社では保有資産を計算して、取引を停止できるように設定しています。

この一定のラインは証拠金とは外貨購入の担保でも紹介した「FX口座にある資産額÷必要証拠金×100=証拠金維持率」で計算します。FX口座にある資産額とは口座残高を意味する「預かり資産」と、未決済の損益を意味する「評価損益金」を加算した金額です。

保持している外貨の必要証拠金はFX会社ごとに違いますが、1万通貨で4%ほど必要になるところが多いです。例えば「1ドル=100円」で1万通貨を取引するとき、100万円の4%にあたる4万円が必要証拠金になります。

この場合、FX会社に40万円を預けていたなら証拠金維持率は「40万円÷4万円×100=1,000%」ですし、80万円を預けていたなら証拠金維持率は「80万円÷4万円×100=2,000%」です。

つまり、証拠金維持率とはFX会社に預けた総資産が4%の必要証拠金に対して、どの程度の割合であるのかを表した数値です。この証拠金維持率が高いと資産に余裕があることがわかります。

また、FX口座にある資産額には未決済の損益が含まれるので、証拠金維持率も連動して刻々と変化していきます。ポジションの評価が上がれば証拠金維持率も上がり、逆に下がれば証拠金維持率も落ち込みます。

証拠金維持率が低いとマージンコール

証拠金維持率は取引金額が同じでも「FX口座にある資産額=預かり資産額」で変動します。例えば「1ドル=100円」のとき、必要証拠金が保持している外貨の4%であるFX会社に利用したとします。

この場合は1万ドルの必要証拠金は4万円以上ですが、4万円だけですとレバレッジは25倍になってギリギリすぎるため、まずはFX口座には10万円を入金して、それにレバレッジ10倍をかけることで1万ドルを購入しました。

その後、為替レートが「1ドル=90円、100円、105円」と3通りになったときの証拠金維持率を計算してみます。

比較項目1ドル=95円1ドル=100円1ドル=105円
預かり資産10万円10万円10万円
評価損益金-5万円0円+5万円
有効保有額5万円10万円15万円
必要な証拠金38,000円4万円42,000円
レバレッジ19倍10倍7倍
証拠金維持率131%250%357%

このようにレバレッジが10倍だったとしても、5%ほどレートが変動するだけで、200~300%を割る低い証拠金維持率になる可能性があります。

レバレッジが25倍まで使えるFX会社においては「証拠金維持率2,500%=レバレッジ1倍」を意味しますので、初心者がレバレッジ1~5倍に抑えたいときは、証拠金維持率が500~1,000%以上あると安心です。

そのため、今度は入金額を50万円に増やしてから、同様に「1ドル=100円」のとき、レバレッジは1倍で1万ドルを購入してみました。

比較項目1ドル=95円1ドル=100円1ドル=105円
預かり資産50万円50万円50万円
評価損益金-5万円0円+5万円
有効保有額45万円50万円55万円
必要な証拠金38,000円4万円42,000円
レバレッジ2.1倍2倍1.9倍
証拠金維持率1,184%1,250%1,310%

すべての証拠金維持率が1,000%を超えました。このように口座にある資金が多ければ証拠金維持率が上がりやすいですし、レバレッジも少なくて済みます。

確かにレバレッジを高くすれば、少ない金額で大きな取引ができますが、資金が少ないと追加の入金を促すマージンコールや、自動的に売買されるロスカットが発生しやすくなります。

例えば、GMOクリック証券外為オンラインでは維持率が100%以下になるとマージンコール、80%以下になるとロスカットです。

また、マージンコールについてはマージンコールとは警告、ロスカットについてはロスカットとは強制決済で詳しく紹介しています。



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