円の価値が高くなることを「円高」、逆に円の価値が安くなることを「円安」といいますが、高い安いと変わるのは、一般的には米ドルに対して起こる現象です。
例えば、「1ドル=100円」だったのが、105円にアップしたとします。これは1ドルを買うのに100円で済んだものが、105円出さないと買えなくなったということです。
つまり、ドルの価値が円よりも上がったことになります。このケースを「円安ドル高」と呼ぶのはよく聞くことでしょう。昨日ならプリンが1個100円で買えたのに、今日は105円に値上がりしたのと同じで、プリンの価値が上がったわけです。
逆に「1ドル=105円」だったのが100円にダウンしたら、1ドルを入手するのに105円払わねばならなかったのが、100円で可能となるわけです。「円高ドル安」になって、ドルの価値が下がり、円の価値が上がったことになります。
円の価格が下がっているときは円高、価格が上がっているのは円安となるのは、慣れないかもしれませんが、全てドルに対しての相対的な価値を意味します。
そのため、為替レートでは「円安ドル高」か「円高ドル安」しかあり得ず、「円安ドル安」や「円高ドル高」という表現は存在しないです。「ユーロ安」「ユーロ高」も一般的には米ドルに対するもので、円に対してではありません。
為替レートがコロコロと変わる理由は、「これだ!」といった1つの答えは存在しないです。通貨の需要と供給のバランスでも決まりますが、その国の政治、経済、天候などの複数の要素が加味されて決まるものです。
通貨は「安く買って高く売りたい」と考えるのが自然ですが、FXとは順番を逆にして考え「高く売って安く買う」といった発想もOKです。
例えば、2004~2007年あたりまではずっと円安が続きました。円安が進行しているときは、円を売って外貨を買います。
2004年の「1ドル=105円」時に購入した「1万ドル=105万円」は、2007年の「1ドル=123円」時に「1万ドル=123万円」で売ることができます。18万円の利益ですが、レバレッジ10倍では180万円、50倍では900万円の利益に膨れ上がります。
しかも、その間にスワップを貰いながら為替差益もゲットできます。低金利の通貨を借り入れて、より金利の高い資産で運用する投資手法を「キャリートレード」と呼びますが、FXでレバレッジを使ってスワップポイントを得るのも同じ仕組みです。
逆に2007年あたりから続く、円高ドル安時は対円以外の通貨ペアを選んで取引をします。ポンド/ドル、ユーロ/ドルが有効です。
ただ、長期で円高傾向があるのは対ドルだけであり、2008年のリーマンショック後からはユーロ、豪ドル、ポンドなどには、円は弱く円安傾向に入っています。円安傾向なら円でドル以外の通貨を買うのは、優れた投資方法と判断できます。
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