通貨ペアとは外貨の組み合わせ

初心者向けのFX講座

日本にいながら数十ヶ国の通貨を売買

2種類の通貨の組み合わせを示すものが「通貨ペア」で、両通貨の間に「/」を入れて、「ポンド/ユーロ」というように区切って表現します。この「/」に対して左側を「基軸通貨」、右側を「決済通貨」と呼びます。

ある通貨ペアを買うときは、決済通貨で基軸通貨を買うことを意味します。米ドル/円を買ったとすると、日本円で米ドルを買ったことを指します。逆に米ドル/円を売ったとなると、米ドルを売って日本円を買ったことになります。

FXとは日本の銀行にでは扱っていない国の通貨でも売買できます。各FX会社によって扱っている通貨ペアの数は異なり、10~30通貨ペア程度が一般的ですが、中にはヒロセ通商のように約170通貨ペアの取引を可能にしているところもあります。

170通貨ペアとは170ヶ国の通貨ではなく、「米ドル/円、ドル/ユーロ、ドル/ポンド、円/ユーロ、円/ポンド、ユーロ/ポンド」といったように4ヶ国でも6通貨ペアができます。

外貨預金では扱えない年利10.0%に近い高金利も買えますので、ハイリスクハイリターンを求めることも不可能ではありません。

現状では日本円が超低金利のため、決済通貨を日本円にすると金利差でスワップポイントが貰えます。そのため、初心者はまずは日本円で外貨を買うか、流通量が多いユーロ/ドルに挑戦してみましょう。

世界の市場のほとんどはドル、ユーロが占めており、次点が日本円です。もし、聞いたことのないような通貨を買ってしまうと、なかなか次の買い手が現れず売れないこともあるのには注意です。

FXで取引できる多彩な通貨コード

各国の通貨には、アルファベット3文字の略称で示される「通貨コード」が存在します。通貨コードとはISO4217で定められており、世界共通で使われています。

この通貨コードで通貨ペアを記述することも多く、例えば、「米ドル/円」であれば「USD/JPY」とも書きます。2009年11月時点の主な通貨コードは次の通りです。

AEDアルブディルハム AUDオーストラリア(豪)ドル
BHDバーレーンディナール CADカナダドル
CHFスイスフラン CZKチェココルナ
DKKデンマーククローネ EEKエストニアクローン
EURユーロ GBP英国ポンド
HKD香港ドル HRKクロアチアクローナ
HUFハンガリーフォント ILSイスラエルシェケル
ISKアイスランドクローナ JODヨルダンディナール
JPY日本円 KWDクェートディナール
LTLリトアニアリタス LVLラトビアラト
MXNメキシコペソ NOKノルウェークローネ
NZDニュージーランドドル OMRオマーンリアル
PLNポーランドズオチ QARカタールリヤル
RONルーマニアレウ RUBロシアルーブル
SARサウジリヤル SEKスウェーデンクローナ
SGDシンガポールドル THBタイバーツ
TRYトルコリラ USD米ドル
ZAR南アフリカランド     

英ポンドは「Great Britain Pound」の頭文字を取っているために「UKP」とはなりません。スイスフランは「Swiss Franc」を略した「SFR」と記述されることもあります。上述の「CHF」とは、スイスの旧称「Confederatio Helvetica」に通貨のフラン「Franc」の頭文字を組み合わせたものです。

カナダ/ドル円を「キャンドル円」、ニュージーランド米ドル/円を「キウイ円」といったユニークな通称で呼ばれることもあります。意外と身近な韓国ウォンと中国元を限られたFX会社でしか扱っていません。

為替レートとはその国の価値を表す

円高になるのは日本の価値が相対的に上がっているからです。なせドルの値段が動くのか?でも紹介しましたが、円高とは日本円の需要が高いことを示し、日本円の需要が高いなら日本円が頻繁に使われていることになります。

例えば、アメリカが不況で落ち込めば、ドルの価値は下がります。「不況だからアメリカ産の商品は売れない。ドルを使わないならドルの値打ちが下がるだろう」となるわけです。そのため、為替レートは経済指標、金利、要人の発言で大きく動きます。

各国の通貨は一定の傾向があります。地理的に近い米ドルとカナダドル、ユーロとスイスフラン、豪ドルとニュージーランドドルは、似た動きをすることがあります。逆に米ドルとユーロは相対的で、片方が下がったら、片方が上がるような動きをします。

投資方法でも適切な通貨ペアがあります。超低金利の日本円で高金利の外貨を購入するスワップポイント狙いであれば、豪米ドル/円、ニュージーランド/円が人気です。

ちょっとリスクが高くても成長性が見込めるのは、2010年FIFAワールドカップ開催地の南アフリカです。国鉱物資源が豊富、金の埋蔵量は世界一を誇ります。

10%以上で高金利を維持しているトルコリラなどのマイナー通貨もありますが、マイナー通貨が故に、注文が滞ることがあり、スムーズなFX取引はできません。トルコリラは新興国の通貨であるため不安定で急激な動きをみせることも多々あります。

また、米ドル/円は相場読みづらく意外と難しいペアです。デイトレーダーに好評なのは短期間でレートが大きく変動することも多い英ポンドで、短期決戦には持って来いです。

FX初心者は取引量で群を抜くユーロ/ドルで為替相場のトレンドを勉強するのが一般的でしょう。稼いでいるFXトレーダーの中にも、ユーロ/ドルの傾向を読みきって利益を得ている人もいます。