金利が異なる2種類の通貨を売買した際に、発生する金額を「スワップポイント」といいます。スワップとは「交換」という意味で、通貨を交換したことによる金利差を「スワップ金利」、あるいは略して「スワップ」と呼んでいます。
低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買って蓄えておくだけで、毎日金利が付くのでプラスの収入となります。逆の場合はマイナスです。
日本は0.1~0.5%圏内をさまよっているほどの超低金利です。どの国の通貨を買っても金利差がプラスに生じます。FXとは日本人向けの投資商品と言ってもいいくらいです。
例えば、2009年11月16日のNZ米ドル/円のスワップポイントは、1万通貨の買いで54円ほど貰えます。1万通貨を買うにはその時点で66万4,967円は必要であり、66万4,967円あれば、1日で54円、年間で19,710円が受け取れる計算です。
しかし、FXではレバレッジが使えます。レバレッジを高めに設定すれば、1万通貨は15,000円で買えます。資金15,000円で利息19,710円が受け取れるので年利は131.4%にもなるのです。ちなみに銀行の年利は定期預金でも1.0%くらいです。
実際には為替レートが常に変動するので、スワップポイントも毎日変化しますし、仮に為替レートが円高に大きく変動したら、証拠金以上に損をする可能性もあります。
それでもスワップポイントはFXの魅力であり、日々のトレードを一切せずに、レバレッジを活用してスワップのみで稼ぐ「スワップ派」と呼ばれる人がいるくらいです。
スワップポイントはポジションが買いか売りかで大きく異なります。金利が低い日本円と、金利が高い豪ドルで考えてみましょう。2009年11月16日時点では、日本円の金利を0.1%、豪ドルの金利を3.5%でした。
日本円を売って豪ドルを買うという買いポジションの場合、0.1%の金利を支払って3.5%の金利を受け取るので、「3.5-0.1=3.4%」の金利が収益となります。スワップポイントは日割り計算されるので、毎日受け取れます。
さらに日本円よりも豪ドルの価値が上がる、つまり円安になっていれば、為替収益とスワップポイントの両方で儲かるのです。
逆に豪ドルを売って日本円を買うという売りポジションになると、3.5%の金利を支払って0.1%の金利を受け取るので、「3.5-0.1=3.4%」の金利が損失となります。
これではスワップポイントだけで考えると損をしますが、円高になればスワップポイント以上の為替収益を獲得でき、トータルで得をすることがあります。
海外の投資家はスワップポイントを無視して、日本円を買っていることがありますが、これは円高になると予想しているからです。
2008年のリーマンショックにより各国の政策金利は大きく変動しました。不況が長引いた日本のように一気に金利を下げてきたのです。
主要各国の金利は半分以下に、米国に到っては0%に設定した時期もあります。そのため、スワップポイントで稼ぐ人たちの収入は減ったうえに、円高が追い討ちをかけて大損した人がたくさんいます。
日本以外の多国間で通貨を売買していると、金利の値が逆転してしまう経験をした人もいます。そうなると、スワップポイントはマイナスとなって金利差を支払うことにもなるのです。
日本円で取引している限り、まずスワップポイントで損をすることはないのですが、金利は頻繁に変わるのでFX会社のサイトで小まめにチェックしたいです。
しかし、ここまでの金融危機は「100年に1度」と揶揄されるくらいなので、早々起こらないです。経済は徐々に回復を見せ始めており、相場が安定して読みやすいこれからがチャンスです。
2009年の日本円の金利は0.1%ですが、豪ドルの金利は1月が4.25%、2~3月が3.25%、4~9月が3.0%、10月が3.25%、11月が3.5%と緩やかに回復し始めています。豪ドルは2008年には7.25%だったこともあり、まだまだ戻ると予想できます。
リーマンショック時に損をしていない人たちは、資金も減っていないですし、スワップポイントも増えていくのでチャンスでしょう。
そのスワップ金利はFX会社で若干の差があります。この差がFX会社の実質の手数料の1つにもなっています。トレードではなく、スワップポイントを狙う資金に関しては、スワップ金利が高いFX会社に預けるのが得策です。
最も高いスワップ金利のFX会社ではフォーランドオンラインです。常に競合他社をチェックして、最高値に設定しています。
外為オンラインもスワップ金利が高いです。低スプレッドでもあるので、トレードもしやすく、資金が一元管理できます。顧客数No.1の外為どっとコムも長期に渡って高いスワップ金利を提供しています。
日本の銀行に預けても、年利が雀の涙程度しか受け取れない今、外貨を購入するだけで5%などの金利が得られるのは大きな魅力があります。レバレッジを高くしすぎなければ、初心者でもローリスクでスワップポイントを貯めることができます。
通貨ペアとは外貨の組み合わせ
レバレッジとは取引額の比率