レバレッジとは実際に支払う証拠金の金額と、取引する外貨の金額との比率を意味します。レバレッジを直訳すると「テコ」です。
例えば、「1ドル=100円」のとき1万ドルの取引をするのであれば、「1万ドル=100万円」が必要となりますが、レバレッジを20倍と設定しているFX会社を使うと、用意すべき資金は5~100万円で済むこともあります。
6万円を入金すれば、レバレッジは「100万円÷6万円=16.7倍」と自動的に16.7倍になります。40万円を入金すれば、レバレッジは「100万円÷40万円=2.5倍」に下がります。
レバレッジが高いFX会社ほど、少ない資金でも多額の外貨取引が可能になりますが、相場の予想に反するほどの下落した場合は、大きなリスクを背負います。決してレバレッジが高いほうが良いというわけではありません。
損失額がFX会社に預けた証拠金を上回った際には、取引会社から証拠金の追加請求が行われることもあります。
大まかには損益はレバレッジと同じ倍率だけ発生します。レバレッジが3倍ならば損益も3倍で留まりますが、10倍になると損益も10倍となってしまうのです。利益が出れば言うことなしですが、損失を負うときは大きなダメージを受けてしまいます。
「1ドル=100円」のときに証拠金10万円を用意して、レバレッジ10倍で1万ドル、レバレッジ100倍で10万ドルを購入しました。3ヵ月後に想定される為替レートでの収支は以下の通りになります。
| 3ヵ月後の 為替レート | 10万円×レバレッジ10倍 =1万ドル購入 | 10万円×レバレッジ100倍 =10万ドル購入 |
|---|---|---|
| 1ドル=110円 | 1万ドル=110万円 利益10万円 | 1万ドル=1,100万円 利益100万円 |
| 1ドル=101円 | 1万ドル=101万円 利益1万円 | 1万ドル=1,010万円 利益10万円 |
| 1ドル=99円 | 1万ドル=99万円 損失1万円 | 1万ドル=990万円 損失10万円 |
| 1ドル=90円 | 1万ドル=90万円 損失10万円 | 1万ドル=900万円 損失100万円 |
FXとはレバレッジを高くすればハイリスクハイリターンになり、低くすればローリスクローリターンできる金融商品です。
一方で外貨預金ではレバレッジは使えず、通常1倍に設定されています。格付けが高い外国債券や政府保証債といった投資信託を運用する外貨MMFもレバレッジは存在しません。外貨預金と外貨MMFは投資額が少なくても手数料はあまり変わらないので、10万円を預けたところで利益より手数料が高いことさえあります。
その点、FXでは手数料が0.005~0.01%程度しかかからないですし、レバレッジを使えば何倍もの外貨を運用できるので人気になりました。
設定できるレバレッジはFX会社によって異なり、最大で10倍のところもあれば、最大で600倍にできる会社もあります。クリック証券や外為オンラインやといった有名どころでは最大で200倍に設定しています。
ただし、初心者はレバレッジを5倍程度に抑えるようにしないと、資金が少ないときはかなり厳しい状況に追い込まれます。よって、100倍や200倍ものレバレッジは使わないので、レバレッジはFX会社を選ぶ要素にはなりません。
スワップポイントとは金利差
FXとは外国為替証拠金取引